アーストリッパー2.0…名作?おすすめテント解説|キャンプ用品

趣味がない?【趣味】

はじめましてぐぅーはんと申します。

この記事は、筆者が今一押しのテント「アーストリッパー2.0」を解説していきますので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。(2021.7月現在)

ブランドは?

まず初めに、アーストリッパー2.0を出しているブランドを紹介します。

ブランド名は「Whole Earth」(ホールアース)と言いますが、聞いたことが無い方もたぶんまだ多いのではないでしょうか。

2017年スタートと実際にまだこのブランド自体の歴史が浅く、他の有名ブランドから見れば知名度がそれほど高く無いので仕方ないかもしれません。

Whole Earthさんは…

「もっと、自由に もっと、楽しく もっと、遊ぼう」といったキャッチフレーズから、様々なアウトドアアイテムを開発していて

独自の発想やデザイン性のものが多くあり初心者でも扱いやすく、更に機能面性能面にも配慮されているアイテムを沢山つくられているところがこのブランドの魅力です。

加えて、少々価格帯が高いものもありますが…材質などの内容から見れば安いと感じますので、コストパフォーマンスにも優れているといった点もWhole Earthさんの魅力でしょう。

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アーストリッパー2.0のおすすめポイント

6つのおすすめポイントを記しましたので、ぜひ最後まで見て参考にしてください。

おすすめポイント①設営

それでは解説していきますが、性能面や機能面などを言う前に組み立てについて解説します。

なぜテントの組み立てから解説するかと言うと、キャンプの熟練者などでテントを建て慣れている方でしたら問題無いのですが…

初心者や年に1~2回しかキャンプをしていない方からすると、テントの組み立てが難しくて困難だったりするのでかなり重要なことだからです。

このアーストリッパー2.0の内容物は、フライシート・インナーテント・メインポール×2・サブポール・フロントポール・ガイロープ×11・ペグ×22・修理用ポールスリーブがあります。

組み立て方は…

  1. フライシートを広げる
  2. メインポール×2をスリーブに通す
  3. サブポールをスリーブに通して片方をピンに差し込む
  4. サブポールを弓なりにしてもう片方のピンに差し込む
  5. メインポール×2を先にテント前側のピンに差し込む
  6. テント全体を立ち上げながら後ろ側のピンにメインポール×2を差し込む
  7. フロントポールをスリーブに通してジョイントに差し込む
  8. フライシートのフックをポールに掛ける
  9. ペグでテントを固定する
  10. インナーテントをフックで吊り下げる
  11. ガイロープでテントを固定する

という手順です。

「なんか難しそう」と感じるかもしれませんが…

テントの形状から前後がわかりやすく、ポール・スリーブの通し口・ピンの取り付け部分が色分けされていて間違えにくいなど、初心者でも安心して建てられる設計になっています。

初めての組み立てでも、悩むことなくスムーズに設営できるでしょう。

参考までに少しだけ組み立てのコツを言うと…

サブポール・メインポールを組み立ち上げる際には、スリーブを引き伸ばしながらポールを送り込むようにして弓なりにしていき、ピンの付いている方は金具(リング)ごと引っ張りながらポールをピンに差し込むと上手くいきます。

フロントポールは片側をジョイントに差し込んだあと、もう片方のジョイント部分は先にメインポールへ掛けておき、ポールごとジョイント部分を外側に引っ張りながら差し込むと簡単です。

おすすめポイント②自立式


アーストリッパー2.0は、完全自立型のテントです。

自立式のテントというのは、ペグで固定しなくてもテントだけで立ち上げられることを指し、極端なことを言うと…アスファルトのようなところでも建てられます。

自立式のテントの良い点は、組み立ててから方向転換や移動ができるところと設営場所に困らないところでしょう。

風向きや日差し、または景色の見え方や人目が気になる場合など…組み立ててから動かせるのは大きなメリットです。

加えて、キャンプ地の地面が固かったりやわらかすぎたりしても、どこでも建てられる自立式なので心配いりません。(なるべくは、しっかり固定できるところを探しましょう)

筆者の場合、風の無い日のデイキャンプくらいだったら、ペグを1本も使わないで設営することもあります。(自己責任なのでおすすめしませんし、基本的には固定することを推奨します)

おすすめポイント③前室

三つ目のポイントは、このテントの一番の魅力である前室です。

見てわかる通りアーストリッパー2.0の前室は、広さだけでなく高さもあります。

タタミ一畳分くらいのスペース(もっと広いかも)で、最も高い天井部分で145㎝と…1人の使用ではイスやテーブルのほかに荷物を置いても余裕があり、圧迫感が少なくて快適な空間です。

加えて前室には、全ての入り口にメッシュ(網戸的なもの)がありますので、虫対策が装備されているのもおすすめポイントになります。

その他、前方の入り口をキャノピーとしても使えますし、デイジーチェーンといったランタンや小物を吊り下げられる部分も沢山あり、非常に優秀なつくりで文句なしの前室です。

キャンプ場で夜遅くにくつろぎたい場合など、自分だけの空間が出来ますので楽々と過ごせられるでしょう。

おすすめポイント④インナーテント

アーストリッパー2.0のインナーテントは、吊り下げ式使用人数2人までとなっています。

天井の高さもそこそこあり、中で座っていても圧迫感が少なく快適です。

インナーテントにも前室と同様に、前後入り口にメッシュが装備されているので換気にも困りません。(上部にも開閉式の通気口があります)

さらに吊り下げ式なので、使わない時は外してテントをシェルター代わりに使用しても良いですし、雨が降ってきても濡らさず片づけられるのですごく便利です。

この広くて機能的なインナーテントも、アーストリッパー2.0のおすすめポイントになります。

ただし2人での使用の場合は、スペース的に2人分キッチリサイズということもあり、夫婦・恋人・親子といった間柄で使われた方が良いでしょう。

おすすめポイント⑤生地

このテントの生地が結構良いものなので、生地の性能について解説します。

テントを選ぶ際の基本的なことを言うと…雨の日を考慮して耐水性を見た方が良いですし、生地の厚みなどを見て耐久性を確認した方が良いです。

アーストリッパー2.0の記載では、フライシートが耐水圧3000㎜・フロア(インナーテントの床)が耐水圧5000㎜になっていますので、じゅうぶん過ぎるほど高い数値の耐水があります。

生地の厚みもフライシートがポリエステル210Dと、これもまた数値が高く耐久性に心配がありません。(インナーテントは記載されてなかったですが、実際に触った感じからするとかなり厚めです※床面)

使うシチュエーションによっては数値が高ければ良いと言う訳では無いのですが(厚みがあると重くなるので登山等には向かないなど)、それでもこの耐水性・耐久性は素晴らしく安心できます。

プラスして耐水性・耐久性だけでなく遮光難燃加工がされていることから、直射日光下でもテント内が暗く感じるほどでタープがいらないのと、焚き火などからの飛び火があっても燃え広がらないので安心です。

ファスナーの動きも悪くなくポールも結構良いジェラルミンを使用していることから、かなり質にこだわったテントだと言えるでしょう。

おすすめポイント⑥スカート

最近は付いているテントも増えましたが、アーストリッパー2.0にもスカートがありますので解説します。

スカートというのはテント下部に付いている幕のことを指していて、下からの風を防ぐことで寒さ対策になることから、オールシーズン使用できるようにすることがスカートを付ける大体の目的です。

さすがに極寒であれば「スカートが付いているから安心!」…とまでにはいきませんが、秋から冬・冬から春などのまだ肌寒い日のキャンプでは冷たい風を防いでくれるので、あると嬉しい装備になります。

前作のアーストリッパーには解説の途中にあった入り口のメッシュやスカートが付いていないので、装備的に少し物足りない感じがありましたが…アーストリッパー2.0では、かなり充実した装備となっていますのでほぼ完成形と言っても過言では無いです。(その分、価格は上がりましたがw)

追記:2022年10月現在では値段が下がり2万円以下で販売されています。買いやすい価格でコスパ面も良くなりました。ちなみに筆者が購入したころは約4万円だったのですが…💦

さらに追記:2023年2月現在では廃版になってしまったのかホールアースさんのラインナップから消えています。おそらく販売店の在庫限りだと思われるので欲しい方はお早めに。

またまた追記:2023年5月現在に再びホールアースさんのラインナップを見てみたら復活していました。割安に売られていたり消えていたりしましたが良くも悪くもすべてが元通りに戻っていますw


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アーストリッパー2.0の少し惜しいところ

おすすめポイントを記してきましたが、筆者が「残念だなぁ」「もう少しなのに」と感じたことも記しておきます。

ペグ

残念ながら、ペグについては最低限のものでしかなかったので言いますが…

アーストリッパー2.0に付属されているペグは、先の尖っていないスチール製のピンペグです。

まぁ、ベーシックといえばそれまでなのですが💦

せっかく生地などが良いものなのに…ペグはベーシック。って思うのは筆者だけでしょうか?

「少しは気の利いたペグだったらよかったのにな~」と素直に思ってしまったことなので、Whole Earthさんには大変申し訳ありませんが書き記しさせていただきました。

もちろんペグは、別でそろえれば済む話なので大した問題ではありませんが、少し惜しいところではあります。

収納と重量

これは仕方の無いことですが、テント自体が大きくシートも高品質なことから、収納サイズがそれなりに大きく重量もそこそこ重いです。

たぶんアーストリッパー2.0を現在使われているほとんどの方が、自動車での移動だと考えられます。

登山には向かないサイズですし、ツーリングでのバイクの積載を考えると…かなり上手に荷物をまとめないと無理かもしれません。

形状から見ると、バイクでのツーリングに合いそうな感じですが…結構キビシイ収納サイズと重量ですので、もう少しコンパクトで軽かったら良かったのになぁと思いました。(※自動車の積載で考えればコンパクトです)

もしできるのであれば…ひと回り小さいサイズのミニアーストリッパーや、シートの厚みを薄くした軽量版があったら徒歩やバイク乗りでも使えて良かったかもしれませんね。

といったところで、2つ気になる点を記してきましたが

とは言え、少し惜しいところがあったとしてもかなり良く出来たテントですので、筆者が今一番のおすすめテントとしてアーストリッパー2.0を推します。


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まとめ

まとめは以下の通りです。

おすすめポイント

  1. 設営      ⇒ 初心者でも安心して建てられる設計
  2. 自立式     ⇒ 組み立て後に方向転換や移動が可能・設営場所に困らない
  3. 前室      ⇒ 広さと高さがあり、非常に優秀なつくりで文句なし
  4. インナーテント ⇒ 広くて機能的、換気も困らない
  5. 生地      ⇒ 高品質で耐水性・耐久性に不安無し
  6. スカート    ⇒ オールシーズン使用可能(無理は禁物)

少し惜しいところ

  • ペグ    ⇒ ベーシックなスチール製のピンペグ
  • 収納と重量 ⇒ 収納サイズがそれなりにあり重量もそこそこ重い

以上で終わりですが、ここまで優秀でつくりの良いテントになかなか出会えてなかったので、久しぶりにテンションが上がりましたし、かなりの名作だと筆者は思います。

興味のある方には、ぜひご自身でアーストリッパー2.0を体験して欲しいですし、この記事が参考になっていただけてたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

終わりで~す。

アウトドア用品【L-Breath】
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